人間の脳は凄い！

『海馬』は
記憶や情動のハブ空港⁈

 

自転車の車輪の中止部に
細かいスポークが集まる場所
ご存知の方も多いと
思いますが 『ハブ』という。

 

 

同じように
世界各国の飛行機が
放射線状に
離発着スフレ空港を
ハブ空港といい
日本の成田国際空港や
ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港
パリのジャルル・ド・ゴール空港
ロンドンのヒースロー空港などが
それにあたります。

 

同じように海馬は
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記憶や情動に関わる
いくつもの領域と密接に繋がっている
ハブ空港なのです。

 

 

海馬は
記憶の司令塔としての働きだけでなくて
これらさまざま領域と
繋がることによって
前頭葉をはじめとする
高次機能に大きく影響を
与えています。

 

 

このように海馬は
脳を健康に保つ上で
大きな役割を持つ
脳の中枢のひとつなのです。

 

 

『人間らしさ』を
何時までも保てる。
『生涯健康脳』でいられるために
海馬もまた
前頭葉とともに大きな
その限りを握っているといえるのです。

 

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生存するために
必要な能力
最も加齢に弱い部分である脳
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脳の中でも
『前頭葉』について…

 

『前頭葉』は
最後にできて
最初に壊れてしまう…

人間の体は
全体にバランスよく
少しずつ発達しますが
脳はそれとは異なり
実に
独特なスタイルで
つくられていきます。

 

 

脳は主に
後ろから前に向かって
発達するのです。

 

脳の発達には
脳の血流量が
大きく関係するのですが
子供の年齢と脳の血流量を解析すると
ハッキリと
この事実が証明されているそうです（╹◡╹）

 

 

最初に発達するのは
頭の後ろの『後頭葉』です。

 

主に
『ものを見る』
働きを持っています。

 
『後頭葉』は
生まれて数ヶ月から1・2年で
達成し
年をとっても最後の最後まで
保たれます。

 

 

同じように早く発達するのが
『音を聞く』などの働きがある
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『側頭葉』

つまり原始の時代
人間も動物として敵を
『視る』
敵の『音の聴く』ことが
できなければ
生き抜いて来られなかったのです。

 

 

そのため
生きるために必要な部分から
脳は
発達したと考えられています。

 

 

さらに
『側頭葉』には
『記憶や言語理解』に
関わる領域も見られ
これらは
『音を聞く』働きがある領域の後ろに
発達していきます。

 

 

これら動物として
生きるために必要な
『後頭葉』『側頭葉』が
発達した後
最後にようやく完成するのが
人間として
生きるために必要な『前頭葉』です。

 

 

興味深いことに
『前頭葉』の中でも
また
役割ごとにつくられる順番が
異なります。

 

 

『前頭葉』の中でも
どちらかというと
定次な運動機能などを担う部分は
早く発達し
判断したり考えたり
コミュニケーションをしたりする。

 
まさに
人間らしさともいえる

『前頭前野』は
最も遅く
12歳前後の思春期を過ぎたころに
ようやく完成するのです。

 

 

ところが
脳というのは
とても不条理で
やっと出来上がったと思ったら
すぐに
加齢による萎縮が始まってしまいます。

 

 

しかも
最後にできた
『前頭葉』の『前頭前野』から
萎縮が始まってしまう…

まるで…
脳の萎縮のプロセスは
脳の完成映像を
逆回転して見るかのようです。

 

 

このことから
『前頭葉』が
加齢に最も弱いということが
できます。

 
人間としての高い能力から壊れていき
動物として
生存するために
必要な能力が
最後の最後まで残るのが
人間の脳なのです。